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いあ、いあ、はすたあ! くふあやく、ぶるぐとむ、ぶぐとらぐるん、ぶるぐとむ!
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 古くは西遊記に指輪物語、ナルニア国にガリバー旅行記、
今に至るも系譜を綴るは竜探索に最終幻想、D&Dに剣世界・・・

古今東西津々浦々、御伽の国の不思議な英雄憚。

もしもそーいったフィクションの世界に生まれたとしたら、
果たして自分はどんなキャラになっているのだろうか・・・?

親愛なる同志諸君ならば、
一度はこういった思考の澱みに身を委ねた経験があることだろう。

かく言う僕も、泣いてこの世に落とされた日からKYという災厄を撒き散らしつつ
そんなとりとめもない問いを幾度となく繰り返して生きてきたわけで。

・・・否、ここはあえて過去形にすべきではないな。
何故なら、経年劣化でオツムやらお肌やら色んなものの曲がり角を過ぎた今となっても
僕のそれは未だ衰えることなく年中無休24時間営業、
生涯現役で絶賛継続中なのだから。

さて、何はともあれ、僕が今更こんなエスニックかつエキセントリックな
お題目を唱えたのには理由がある。

というのも現在巷では、ツイットメーカーなる
特定の文字列から生成された擬似乱数を鍵として
あらかじめ用意された選択肢と定型文とを組み合わせて出力するという、
よくある安直な占いコンテンツが流布しており、
何ら目新しさのない旧態依然としたシステムにも関わらず
手軽さと親しみやすさからこれが中々の人気を博しているのだよ。

いや、実際面白いのだがね。
理屈の隷下たる研究者にあるまじき愚昧を承知の上で述べるが、
やはり占いというものは理屈抜きに楽しい。
いやはや、盛者必衰の理に違えど、
世代を隔てても変わらぬものは意外に多いのではと思う。

でまあ、ここは一つ、次世代型万能文化厨二電脳研究者である僕が、
この電子の海に生まれた肥沃な土壌に一筋の苗を植えることにより
諸君が妄想という名の甘露なる果実をその舌根で味わうための
ささやかな手助けをしようではないかね。

つまるところ要するに、このツイットメーカーを用いて、
題目にあるところの

『フィクションの世界に生まれたとしたらどんなキャラになるか』

という問いに対する、
故も根拠もクソったれも無い一つの解を提示する占いを作ろうかという話。

どんな組み合わせでもなんとなくキャラ像がイメージできて
人知れずムフフとほくそ笑んでしまうような、
そーゆー占いを目指してみるとしよう。

.     ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

出力形式:
[USER]は『[RESULT1][RESULT2][RESULT3][RESULT4][RESULT5]』です。

[RESULT1]境遇:
平凡な家庭に生まれ、
貧困層に生まれ、
由緒ある名家に生まれ、
王族として生まれ、
神子として生まれ、
呪いを背負って生まれ、
人外とのハーフとして生まれ、
希少種族として生まれ、
異世界から召喚され、
何者かによって造られ、
船の上で生まれ、
隠れ里で生まれ、
天涯孤独で生まれ、
それまでの記憶がなく、
異種族に育てられ、
前世の記憶を失うことなく生まれ、
名立たる者の子に生まれ、

[RESULT2]能力:
平凡な能力を持ち、
優れた武芸の才覚を持ち、
知略に長けた頭脳を持ち、
チートじみた戦闘能力を持ち、
ある日特別な力に覚醒し、
あらゆる種族と心を通わせる能力を持ち、
聞く者に安らぎを与える歌声を持ち、
精霊を従える能力を持ち、
様々なものを発明する才能を持ち、
あらゆる傷を癒す治療能力を持ち、
変身能力を持ち、
死者の声を聴く能力を持ち、
未来を予見する能力を持ち、
他者の心を読む能力を持ち、
不老不死の肉体を持ち、
天性の感覚と運動能力を持ち、

[RESULT3]性格:
お人よしな性格で、
熱くなりやすい性格で、
無邪気かつ天真爛漫で、
お調子者のムードメーカーで、
ぶっきらぼうだが頼りになる兄貴肌で、
臆病な人見知りで、
冷徹な合理主義者で、
狡猾な野心家で、
温厚な知性派で、
ひねくれた変わり者で、
情け容赦のない攻撃的な性格で、
意地っ張りの負けず嫌いで、
誰よりも強い意志で、
相反する複数の人格を持っていて、
プライドが高く高慢で、
無表情かつ無感情で、
ぼんやりとした性格で、
飄々とした性格で、
生真面目かつ勤勉実直で、

[RESULT4]展開:
行く先々で仲間を増やし、
世界の命運を賭けた戦いに巻き込まれ、
歴史の鍵を握る血族の末裔だと分かり、
修行を重ねて力をつけ、
世界の敵となることを選び、
伝説の召喚獣と契約し、
強力な悪魔と契約し、
天界からの神託を受け、
仲間側の一人と恋仲になり、
敵側の一人と恋仲になり、
護るべき者と出会い、
失われた古代技術を蘇らせ、
闇の力に染まり、
伝説の武具に選ばれ、
神々の怒りを買い、
自分の理想を追い求め、

[RESULT5]結末:
最終的に誰かに救われるキャラ
最終的に誰かを救うキャラ
誰かのために命を落とすキャラ
最後は放浪の旅に出るキャラ
冒険譚を本にするキャラ
その後の行方を知るものは居ないキャラ
行方不明になり後に生還を果たすキャラ
最後は日常に戻るキャラ
結果的に小さな願いを叶えるキャラ
最後は仲間とそれなりに楽しく過ごすキャラ
伝説として後世に語り継がれるキャラ
最後においしい所を持っていくキャラ
指導者として多くの者の上に立つキャラ

.     ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

まあ、今のところこんなものか。
作成までの間は思いつき次第追加していくつもりだけど。

世界観の統一を図る余り、
ヒロイックファンタジー色ばかりが濃くなってしまったがそれもまた良し。
そもそも昨今ではSFとファンタジーの差異はもはや無きに等しい。

ああ、もし諸君にこれぞというアイデアがあれば申し出てくれたまえ。
独断と偏見により『熱い』と感じたものに関しては採用を検討しよう。



>米1
さんきゅー、参考にさせていただきました。

>書いといてなんだけど、選択肢を募集?
>選択肢の具体例(チート能力部分に「時を止める」とか)を募集?
選択肢を募集だお。あまり具体的なのよりも、
脳内補完できるくらいの方がいいお!

目標としては、既存のキャラのほぼ全てを
再現できなくもない程度までいけるといいにゃー。

>米2
また君かw

>全部に矛盾無く繋げようとすると恐ろしく難しいな、これ...
さりげに新項目に合わせてあちこち修正しまくってるし。
そして善悪の陣営をはっきりさせないのはこだわり。
とりわけ境遇と結末は汎用性を高くする必要があるのだけれど、
そのせいで結末の項目不足が目立つにゃー。

まあ、キリがないのでそろそろv1.0上げるか。

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例文)

問題ない。

No problem.

on melborp.

オン メルボープ。


要らぬ世話であったか・・・失礼した。

It is none of my business…sorry.

ti si enon fo ym ssenisub…yrros.

チ シ エノン フォ イム スセニスブ・・・イロス。


ちょっと何言ってるかわからないですねー・・・。

I can not understand that you mean.

I nac ton dnatsrednu taht uoy naem.

イ ナク トン ドナトスレドヌ タハト ウオイ ナエム。


なんというイケメン!

what a hawt guy!

tahw a twah yug!

タハウ ア トワー ユグ!


※訛り
taht → タハト、タフト、タート
ssenisub → セニサブ、ッセニスブ、スセニスブ
yrros → イロス、イルロス、イーロス

訛りがひどすぎると通じないので注意。
 やつらが軍隊なのかテロリストなのか、
あるいはもっと益体もない何者かなのかは知らない。知りたくもない。

ただ一つだけ確かなのは、たった今僕らの村に火を放っているのが
逆らう相手は拷問にかけて殺す、逆らわない相手はいたぶった挙句に殺す、
つまるところそういう類の連中だということ。

家々は一つ残らず焼け落ち、方々で罵声と悲鳴があがる中、
どうせ逃げ場がないならと、僕はとあるスナイパーの人と取引をしたのだ。

自分が広場の石の上に腰掛けたら、一思いに頭を狙ってください、って。

立ち上る炎に煌々と照らされるその石は、
座ってみると服の上からでも分かるくらい固くてひんやりとしていた。

膝に突っ張るように置いた手が、どうしようもなく震えている。
茂みに潜んだスナイパーの人が僕のこめかみに照準を合わせて引き金を引くまでの僅かな時間。
たったそれだけのことなのに数十秒にも数分にも感じられた。

死ぬのが怖いわけじゃない。
存在の消滅に関しては幾度となく頭の中でシミュレーションを繰り返してきたはずだ。
ただ純粋に、やっぱ痛いんだろうなとか、意識が消えるまでどのくらいかかるのかなとか、
そんなことばかり考えていたんだと思う。

ああ、ていうか俯いていたら狙いにくいよね。
ふと、そんな単純なことに気がつき、ゆっくりと顔を上げた次の瞬間、
衝撃とともに側頭部に鈍い痛みが走り、視界がぶれる。

なぜか自分の身体が、衝突実験のマネキン人形みたいに
反対側にドサリと倒れる姿が見えた。

即死のはずだった。
銃弾が脳味噌を食い破りながら頭の中を突き抜けていく感触もあった。

なのに、どうしてだろう・・・僕はまだ意識がある。

銃声を聞きつけてか、奴らがやってきた。

一人は僕の腕を後ろ手にして押さえつけている。
わざわざそんなことをしなくたってもう動けやしないのに。

一人は金属でできた馬鹿でかい櫛のようなものを取り出し、
おもむろに僕の口の中へそれをねじ込んできた。

喉の奥から胃や気道までぐちゃぐちゃに掻き回される激痛と不快感。
嘔吐反射と咳が絶え間なく続き、鼻や口から血が止め処なくあふれ出ている。

もがくこともできず呼吸もままならない状況で、
僕はただ、その意識が暗闇に沈む瞬間だけを待ち望んでいた・・・。


あー・・・汗びっしょだわ;
 ―だから止めておくべきだったんだ!

誰にとはなく、カイは胸中で罵った。
それは周囲で逃げ惑っている仲間達に対してだったかもしれないし、
彼らの愚行をついに制することのできなかった自分自身に対してだったのかもしれない。

見張り役が奴らの姿を捉えてから間もなく最初の犠牲者となったことから考えて、
自分達が追いつかれるまでにさほどの猶予があるとも思えない。
楽観できない状況に歯噛みしつつ全身の力を振り絞って前へ進む。

と、そこでふいに全身の皮膚の表面が粟立つような気配を感じ、
反射的に地面に向かって身を躍らせる。
同時に、その脇を掠めるようにして背後から一筋の赤い光条が走った。

間一髪のところで狙いの反れた光の帯は、
運の悪いことに、前方を行く仲間の右肩を捉えていた。

「助けてくれッ!! 嫌だッ! いやだッ!!」

光は触れた箇所を中心として、肩から胴体へ、胴体から両足や頭へと広がり、
瞬く間に全身を飲み込んでいく。

「身体が・・・俺の身体がッ! ギャァァァァァァ・・・!!」

仲間の身に何が起こったのかは、わざわざ振り返らなくとも理解していた。
自分達を追っているのが何者であるかも、その理由も。

―分かっていた! 分かっていたはずなんだ! 
あんなことを続けていたらいつか必ずこうなるってことは!

光が放たれた方角を振り返ると、追跡者は思っていた以上にこちらとの距離を詰めていた。
もしかすると、わざと歩調を合わせて逃げ惑う姿を嘲笑っていたのかもしれない。

「ケケケッ、ひどい奴だなオマエ。自分だけ助かって仲間は見殺しってかァ?」

下卑た笑いの端々に、バチバチと火花が弾けるような不快な音が混ざる。
声の主は、ちょうど大型肉食獣が二本足で立ったような生き物。

ずっしりとした体躯は縦よりも若干横に長く、黄色の体毛に刺青のような黒い模様が特徴的な
典型的な人獣ワイルドマン系電気タイプのポケモンだ。
腕とは別に両肩から二本の黒い触手のような器官が生えており、
その先端は止め処なく漏れ続ける電気エネルギーで薄らと赤熱していた。

―エレキブル・・・第三進化形サードフォームだと・・・。

相手としては最悪の部類に入る。
水タイプである自分達を『駆除』するために、
電気タイプのポケモンが差し向けられるであろうことは予想していたが、
まさかこんな化物が出てくるとは思わなかった。

改めて、自分の甘さを呪う。

相次ぐ食糧不足に業を煮やした若衆が、配送中の積荷を狙おうなどと言い出した時、
群のリーダーとして、自分は止めなければならなかったのだ。

人間達による土地開発に故郷を奪われたのは事実だが、
だからといって今の時勢に盗賊行為などしようものなら、
直ちに害獣指定を受けて群ごと駆除されるのは目に見えていた。

カイは改めて、自分達を断罪する下手人の姿を睨み付ける。

先ほど自分の仲間を跡形もなく消し去った光線は、
相手が先ほどから手にしている球体から放たれたものだ。

人づてにだが、噂くらいは聞いたことがある。
おそらくあれは、人間達の間でモンスターボールと呼ばれているものだろう。
どういう仕組みになっているのかまでは知らないが、
あらゆる生命体を分子レベルで分解し擬似的な凍結処理を行うことで、
半永久的に対象の状態を保存することができる捕獲用兵器。

「ハハァ~、余程こいつが気になるみたいだなァ。
どうしたどうした? お前の仲間はここに居るぞォ~?」

エレキブルは掌の上で球体を転がしながら、
こちらの視線を絡め取るようにその双眸を向けてくる。
獲物を狙う捕食者の目・・・いや違う、あれは既に捕えた獲物を弄んで過ごす時の顔だ。

―奴の挑発に惑わされるな、陸上では力も素早さも向こうの方が断然上だ。
例えボールを奪ったところで、おいそれと逃げることなんてできやしない。

だが、今もどこかで逃走を続けている残りの仲間がこの先の川まで辿りつければ、
そしてそのまま河流に乗って海まで逃げのびることができれば、
あるいは彼らだけでも追っ手を振り切ることができるかもしれない。

カイはそう自分に言い聞かせた。

もちろん、害獣駆除部隊が目の前の第三進化形だけとは考え難いが、
たとえ数十体のうちの一体でもここで足止めができれば、必ず網はそのぶん粗くなる。

何より・・・

―一人でも多くの仲間を安全な場所まで逃がすため、最善の手を尽くす。
それが今僕に出来る、せめてもの償いだ!

渾身の力を振り絞って甲羅と後ろ足の隙間から水流を噴射する。
地面を穿つ爆音とともに瞬間的に身体が前方に押しやられ、周囲の景色がブレていく。

待ち構えていたと言わんばかりにエレキブルが球体から光線を放つ。
だが、その光線が触れる前に、カイは左手側の隙間から水を噴射してその場から横に飛びのいていた。
強制的に軌道を曲げたことによる内臓をひねり上げるような感触に歯を食いしばって耐える。

一方、初手をかわされたことが余程意外だったのか、
エレキブルの目には感心とも驚嘆とも取れる色が浮かんでいた。
一瞬の逡巡の末に、こちらに向き直ると、再び光線を放つ。

―電気タイプか・・・確かに相性は悪い。
だが、だからといって水タイプの技が通用しないわけじゃない!

三度目の噴射でカイは地面に両足を触れることなく、上空へとその身を躍らせた。
それと同時に頭部を殻の中に引っ込め、周囲を取り巻く水氣ジャラ
その空洞の中心一点に集束させる。

彼に限らず、多くのポケモンというのは、
生物として本来持ちうるキャパシティを超越し、
時として物理法則すら無視した能力を発揮することができる。
その力の源となるのが、プラーナというものの存在だ。
水タイプのポケモンが主に行使するのは水氣と呼ばれる純粋な水の氣で、
カイのそれは、小柄な自らの体積を優に越える水量を一度に生み出すことが可能だった。

甲羅の中で生成された膨大な量の水は、
巨木を薙ぎ倒すほどの水圧と質量を伴った奔流となって、
轟音とともに眼下のエレキブルを飲み込む。

ものの数秒後には、即席の滝が直撃した地面は深く抉れて、
そこに流れ込んだ水が泥と混じり茶褐色に濁った水溜りを形成していた。
水溜りの周囲には、滝壺を中心に地面ごと掘り返された辺りの草木が無残な姿を晒している。

その水溜りの淵にめり込むようにして、エレキブルは立っていた。
見せ付けるような動作で身体に付着した泥を払うと、
口の端を目一杯広げた凄絶な笑みを浮かべてこちらを凝視してくる。

慣れない大技の反動か身体の節々に倦怠感の波が襲ってくるが、
そこを敵に悟られてはまずい。
揺らぐ視界を目を窄めて誤魔化し、睨み返す。

それが余程気に食わなかったのか、エレキブルの表情から愉悦の色が消える。

「なんだてめェ・・・そのツラはよォ?
まさかこの程度で俺様に勝とうなんて思っちゃいないよなァ?」

カイは胸中で苦笑する。
もちろん、そんなことはこれっぽちも期待していない。
今の一撃が、彼にとっては持てる力の全てを振り絞った最大の切り札で、
それをもってしても膝をつかせることすらできない相手に対し
致命的な傷を負わせる手段など皆無に等しい。

エレキブルは、短く息を吐くと、
持っていたボールを腰のホルスターに収めた。

「手加減してりゃ調子コキやがって・・・。
生け捕りにしろとのお達しだが、面倒臭ェのはもうゴメンだ。
テメェはこの場で炭にしてやるよ!」

背部から伸びた二本の触手の先に、
バチバチと耳障りな音を立てて眩い光が躍る。
正視すれば網膜を焼くほどの光量が、一瞬にして膨れ上がり、
波のようにうねりながら空間を埋め尽くしていく。

電撃波。

波の性質を持たせた雷氣ヴァジュラを展開し、周囲の空間そのものを帯電させる不可避の電撃。

咄嗟に水流の逆噴射で距離をとるも、物体の運動と放電では速度が違いすぎる。

「ヒハハハッ! そうだ、逃げろ逃げろ!
もっとも、テメェがいくらチョコチョコ逃げ回ったところで、
こいつからは逃れられねえだろォがな!!」

体中の神経という神経を引き千切られるような激痛がカイを襲った。
蒸発した水分が皮膚の表面を破裂させ、ブチブチという音を立てている。
視界は完全に奪われ、それでも地面を掻き毟りながら、カイは水流を噴射し続けた。

実際にはほんの十数秒間の出来事だったが、
その間に湿地帯のようだった地面はほとんど水分を奪われ、
表皮を真っ黒に染められた倒木は、苦い香りのする煙を燻らせていた。
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