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 「自分で自分を誉めてあげたい」

誰かがそんなことを言っていた。

何があっても、どんな結果を出しても
結局自分で自分を肯定することができないのは僕だけだろうか?

多分そんなことはないと思うのだけれど。
いや、どうだろう・・・それもまた僕が持つ欠陥の一つなのかもしれない。

少しだけ昔のことについて触れよう。
そんなことは万に一つもないと思いつつももし本人が見ていたらと思うと
死ぬほどおっかなくて今まで話題にもできなかったけど、
っていうか現在進行でおっかないけど、書く。

「お前がどれほど皆に迷惑をかけてるか分かっているのか?」

僕はそう言われて育ってきた。

食事が遅い、給食を全部食べきれない、風呂が長い、トイレが長い、
掃除のやり方が下手、咳がうるさい、
お年玉を多めに貰った、誕生日のプレゼントが豪華だった、
どれも切欠は些細なことだ。

もちろん今ならそんなこと言われてもどこ吹く風で左に受け流す・・・
いや・・・無理かもな、ていうか無理だな。苦手だ。

あー無理。

他人に危害を加えられるのには人並みに耐えられるけれど、
自分が危害を加えているかもしれないと思うと
極端に脆くなるのは相変わらずだ。

実のところ多少行き過ぎた体罰なんかよりも、
そちらの方がよほど堪えていたのだろう。

中学三年の時、僕はある恩師に出会った。
実のところ、先生は僕の絵を誉めてくれた最初の人間だった。

それまで他人に誉められたことなんて・・・
・・・うん、なかった。
へそ曲がりの偏屈者扱いで奇異の目を向けられる事はあっても、
びっくりするくらい誰にも誉められたことがなかった。

ともあれ、幸か不幸か、その頃から僕は
自分で肯定できないぶん他者に依存するという
とんでもない無茶をやらかすようになったのだ。

自分は自分を否定しかできないから、肯定は他人任せ。

これが僕が自分を最も邪悪な存在と称する理由の一つだ。
考えてみればどうしようもなく卑怯な生き方だと思う。

実際、せこいとか嫌らしいとか
見てるとイライラするとか言われることも多い。

力が欲しい。
誰にも否定させない、圧倒的な力が欲しい。
自分ですら肯定せざるをえないような力が欲しかった。

◆ ◇ ◆ ◇ ◆

今思えばあの人も今の私と同じように壊されていたのだと思う。

あの人だけじゃない。
少なくとも僕らの親の世代からはほとんどの人間が壊されている。

いや、本来淘汰されていたはずの人間が
壊されたままの状態で生き残っていると言った方が正解かもしれない。

少なくとも僕の周りのほとんどの人間は、
とてもじゃないが家庭環境に恵まれたものとは言い難かった。
むしろ僕なんてまだマシな方なぐらいだ。

ただ、自然の摂理に反してでも僕は、
自分やあの人や皆を壊したこの世界が憎い。

正直、それこそ核爆弾で灰にしてやりたくて仕方ない。

でもそれは、あまりに非合理的で馬鹿馬鹿しいし
そもそも憎いからといってその対象に危害を加えるというのは
絶対にしてはいけないことだ。

だから僕は、この世界を拒絶することにした。

嫌いな人間への対処法は、ただ距離を置けばいい、そうだろう?
だったら嫌いな世界とも距離を置けばいいだけの話。

たとえこの身が滅ぼうとも、
今はただそれだけが僕の望みだ。



・・・アリス、気は済んだか?
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Comment
無題
ポッポルンガァー
ネクラサンサー 2010/06/12(Sat)18:27:57 編集
無題
なにいってんだ?今度飲み行こうぜ
NONAME 2010/06/12(Sat)21:29:19 編集
無題
お前ってやつは・・・
お前の人生だろ!!!!!!!!
お前が楽しまなくて誰が楽しむんだよ!!!!!!!

お前は色々考えすぎるみたいだけど、夜空ばかりじゃなく晴れた青空も見てみな!
NONAME 2010/06/13(Sun)03:11:00 編集
無題
まあ親とか教師も人間だし未熟な面もあるしねえ
そこまで色々深く考えるのはすごいなあと思う
NONAME 2010/06/14(Mon)16:56:58 編集
無題
幸せを知らないのは
幸せの呼びかけを理解できない人だけ
        Innner Universe 歌詞より
不幸ばかりをみつめても仕方ない。
幸せもまたそこに存在すると思う。
世界的長寿の人も長生きの秘訣はバカになることって言ってたしね。
結局は自分がプラスに考えるしかない。
目の前の色を黒と捉えるか、白と捉えるか、緑と捉えるか、赤、青、人それぞれ。
しかしそれを明るい色と捉える人は明るく、また周りも明るいと思う。
頭は悪くないんだから、あとはそれだけだと思うわ。
NONAME 2010/06/17(Thu)06:45:43 編集
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