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いあ、いあ、はすたあ! くふあやく、ぶるぐとむ、ぶぐとらぐるん、ぶるぐとむ!
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 僕の携帯電話には、ふと気づけばいつも
不在着信や未読メールばかりが溜まっている。

それを見るたび、外界の時間の流れの目まぐるしさに
ひどい頭痛を覚えるのだよ。
あまりの速さに触れるだけで木っ端微塵になりそうだ。

何か言葉を返すべきなのだろうけれど
どれもいまいちしっくりこなくて、
そこでいつも投げ捨てるように携帯を手放す。

僕ってやつは昔から、感謝するということが苦手だった。
どれほど優しくされても、高価なものを貰っても、
あるのはこれっぽちもそれに応えられない自分への罪悪感。
借りを返す力のないことへの罪悪感。

貸し借りの話じゃないとみんなは言うけれど、
じゃあ僕は一体なんなんだ?

僕の言葉は詭弁を弄して人々を煙に巻くためのものでしかなくて、
誰かの心を癒したり、ましてや利益をもたらすようなものではない。
そもそも、言葉なんてものは所詮一つの通信プロトコルに過ぎない。

それなのに、たとえ冗談交じりにでも、
「好き」とか「嬉しい」とか「ありがとう」って言葉を吐くのは
なんだかものすごく抵抗がある。

情動が乏しく吐き気のするくらい恩知らずな自分に
それを言う権利があるのかね・・・?


少し話は変わるけれど、僕は誕生日を始め
何かを祝うのも祝われるのもあんまり得意じゃない。

まあ、とはいえ・・・
そのために誰かが第三者としての僕の力が必要だって言うなら、
そりゃできる限り手を貸すけれどね。わりとノリノリで。

ただ、理解できないなりに思うところはある。

誰かのために何かをしようってのはすごい事だ。
それに対して喜びと感謝を示せるってのはもっとすごい事だ。

生まれてきて良かったなんて思えるのは、
本当に本当にすごい事だ。

それがどれだけ困難で尊いことか、
きっとそれをごく当たり前にしてきたであろう彼らには
分からないのだろうがね。

僕には感謝はできなくとも、好感を持つことはできる。
村はずれに住む人間嫌いで偏屈な錬金術師として言おう。
願わくば、かの勇者御一行に幸あれと。


あれ・・・道化?
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無題
言霊は確かにあると思う
 まぁそれは相手との関係、立場、感情等々が強く関係し、直に人から発せられる時に帯びるわけだけど

道化が笑うは知識の愚かさ。愚かで無垢だから見える真理もある
NONAME 2010/07/14(Wed)14:44:59 編集
無題
まだ早いかも知れんね。
NONAME 2010/07/14(Wed)18:09:59 編集
無題
どぴのところの1日は外界の時間にしたら、何日分?
NONAME 2010/07/15(Thu)07:17:28 編集
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